一、よいやさ　よいやさ
みませ見せましょ　千両役者
煽り煽られ　両々相待つ
どうで？　と聞かれて　話の種に
不承不承で　一枚かんだ
夜も日もあけず　天狗の団扇
風靡風靡　一陣の風
右も左も鳴子の花よ
鳴って咲かせや　御喜楽両々
　土佐の高知のはりまや橋で　ぼんさんかんざし買うを見た
鳴子が風に　靡くよう（そりゃそりゃそりゃりゃ）
靡く乗り手は　自惚れ鏡（ええぞええぞええぞええぞ）
よいさ（あっちふれ）　ほいさ（こっちふれ）
よいさ（はじけて）　ほいさ（幸ふれ）
よいさほいさ×16
ありゃ　そりゃ

二、よいやさ　よいやさ
めかしめかして　千両役者
ごらんあれあれ　東西東西
そうか！　と膝打ち　気もそぞろに
うかれほうけて　尻切れとんぼ
袖も遊ぶし　揃い列なる
風靡風靡　かまけてござる
あちらこちらも　扇子の花よ
おうてまみえて　御喜楽両々
　土佐は良い国　南をうけて　薩摩おろしが　そよそよと
扇子が土佐に　靡くよう（そりゃそりゃそりゃりゃ）
靡く拍子は　真夏の血潮（ええぞええぞええぞええぞ）
よいさ（あっちふれ）　ほいさ（こっちふれ）
よいさ（はじけて）　ほいさ（幸ふれ）
よいさほいさ×16
ありゃ　そりゃ